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生産管理のフェルミ推定

こんにちは橋本です。

 

本当に連日暑いですね、、、、

暑いと言うかもう危険で、熱中症でお亡くなりになられている方も既にいらっしゃいます。

皆さんもお身体には十分気をつけていただきたいなと思う今日この頃です。

 

 

 

そんな熱中症について調べておりましたら、

興味深い統計を見つけました。それは自然災害による内容別の統計です。

毎年、熊の出没情報などをニュースで見ることも多いですよね。熊に襲われて亡くなられる方っていうのは年に0~2、3人。

比べて熱中症というのは、とても暑い年になると年に1000人以上亡くなられるというデータでした。

 

 

 

要するに私たちは、熊より500~1000倍、熱中症に気をつけなければいけないなと、事の重大さを感じました。

前置きは長くなりましたが、私は最近こういうデータを見ることを心がけて日々過ごしております。

 

 

唐突ですがこのブログを読んでいただいている方は、

「日本国内にマンホールの数がどれくらいあるか」ご存知でしょうか?

 

 

こんなこと言われても、何言ってんだ1つ1つ数えるのかと、

分かるわけないだろうと思われた方がほとんどかと思います。

 

 

こうゆういちいち数えていられない漠然とした数字を求める「フェルミ推定」を最近勉強しております。

これはエンリコ・フェルミさんという方に由来する短時間で概算を求める考え方なんですよ。

 

 

求めたい情報に対する数字を仮定し計算するというもので、

先ほど上で言ったマンホールで例えると。

 

1周辺1㎞2程に30基のマンホールがあると仮定する。

2、1つの市200㎞2と仮定して、マンホールは6000基と予想する。

3、1つの県の市区町村を40と仮定して、6000×40で24万基と予想する。

4、日本は47都道府県ありますので、24万×47で1100万基程のマンホールがあると予想することができます。

 

 

ちなみに実際に調べると日本国内のマンホール数は約1000万基とのことでした。

結構良い線で予想できてました!良かった!

 

 

 

実際に仕事をする上でこういう漠然とした数字を予想するということって結構あると思います。

例えば市場規模を考えて量産数を設定するなど完全にそうですよね。

こういう数を求めるということを意識し始めると、色々な基本的なデータを知っているということがとても重要になってくるなと感じ始めました。

あまり国内とか世界のGDP であったり、面積であったり、人口であったり。

範囲が広すぎて自分の実感として捉えることが今まであまりなかったので気がつきませんでしたが、

こういうこと求めようとすると、普段からそういう情報をなんとなくでも把握しておくことができていれば、

何かを進行する上でとても役に立つんだなと実感することができました。

 

 

 

私の担当する生産管理も、

納期がどのくらい必要か、どういう工程が必要か、どういう人がどのくらいの人数必要か、

そういう事前の想定した動きが重要になっており、フェルミ推定のような考え方にとても近いです。

 

自分の感覚というのは役に立つことがあるのは十分わかっておりますが、

執着し過ぎてしまうと世間一般的なデータ、相場からかけ離れてしまう怖さもあります。

そういう際は数字で客観的に見るということを意識して、業務に携わっていきたいなと思います。

 

 

ではまた来月に。

 

 

橋本

 

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2018/07/20 | TOPICS

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