それぞれの癖と使い方
どうも!ラボラトリーの黒川です!
今日はラボラトリーで使用しているミシンで気づいたことをお話します!
現在2種類のミシンを計5台配置して毎日の生産で使用していますが、各縫製箇所によってミシンの設定や押さえの種類は違います。
同じミシンで何度も設定を変えていては時間のロスになってしまうので、細かな変更がない限りはできるだけ1台のミシンに担当を決めることが多いのです。
種類の違う2つのミシン。
名称だといまいちピンとこないと思うのでざっくりと説明しますと、「踏んだ感触が重い・軽い」ミシンです。
軽い感触の方はミシンの押さえを上げるレバーを動かした際、少しの力を加えるだけで簡単に上がります。
これによって物をセット→縫製までの流れを手早く行う事ができます。
反対に重い感触のミシンはレバーを上げる際に少々強めに動かしてあげないと押さえがうまく上がってくれないという難点があります。
しかしそれは物をセットした際にしっかりと押さえてくれるメリットがあるので、縫製のズレを防ぎやすくしてくれます。
さらにこのミシンは馬力があるのでしっかりと縫製したい時に重宝してくれるので頼りになります!
と、ここまでは各ミシンによっての性能の違いでしたが、今回注目すべきは「同じ種類のミシンでも癖がある」ことです…!!
先ほどお話しました感触の重いミシン。とある日の生産では全く同じ設定を施した2台を使用していて、私は配置の都合上その2台を両方とも踏む機会がありました。
ここで踏んでいて妙な違和感がありました。
「あれ……..さっきのミシンよりもあまり進まない………」
どうしてこうなるのかを聞いてみたところ、それは今まで様々な人に使用され、いろんな素材を縫製した際による「癖」がミシンについているという事でした。
人によってミシンを踏む力加減はそれぞれであり、そのミシンが縫ってきた素材も布から革まで様々です。
そういった使用感がミシンにも定着しているので同じ種類でも踏んだ感触に違和感を覚えたのだと考えます。
ただ、まだまだ経験が浅い私だとそう感じる違和感も、熟練の方が踏めばどんなミシンだとしても使いこなせるらしいです…!
まるで人の性格のような各ミシンの特性を素早く理解してどのような状況でも対応出来る感覚を身につけたいです!
2018/04/27| TOPICS