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バッグメーカーの仕事④


前回のタンニンなめしのことについて書きましたが、今回はクロム鞣しについて書きたいと思います。

 

 

クロムで鞣された革は世界中で作られている革の8〜9割と言われています。

タンニンなめしに比べれは早く鞣されて、きれいな色出しが出来て、薄い革でも耐久性が優れているのが特徴です。

全部ではありませんが、使用していくうちにタンニンなめしのアジとはまた違いツヤ感がでてきます。

 

 

代表的なものといえば、エルメスのバッグに使われているシュリンクレザーがそうです。

 

実際の革をつかってバッグを作ったことがありますが、初めて手にとった時は独特のもっちり感があり、

なんとも言えない品を感じたことを覚えています。

 

 

いろんな素材と出会い、触って、作って、日々勉強です。

 

 

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ARCS  野勢

 

 

 

 

 

2016/05/26 | TOPICS

鹿革について

こんにちは!

 

CONY ARCSの細川です(^^)

 

さて、GWが遠い昔のようですが、個人的に私は登山が趣味でして、GWももちろん登ってまいりました!

 

神奈川県の塔ノ岳に登ってきたのですが、そこでなんと野性の鹿に遭遇!

 

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遠くて分かりませんね。笑

 

鹿ちゃんズームイン!!

 

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仕事で扱うことはほとんどないのですが、せっかくなので、今回は鹿革についてのあれこれをお話したいと思います!

 

鹿革の原皮は主に北米、ニュージーランド、中国から輸入されています。

 

基本的には野性の鹿を捕獲して作られるため、供給量が少なく牛革ほど多く出回っていません。

 

そのため、今ではあまり馴染みのない革になっていますが、

 

実は日本で初めて使われた革製品は鹿革だと言われ、1000年以上前から使われています。

 

驚いたのが、東大寺正倉院に保存されている鹿革製のものが、

 

1000年以上経った今でも柔軟性と色彩の両方が保たれているそうです!

 

 

上質で滑らかな質感と強靭さと柔軟性を兼ね備えている鹿革。

 

色あせなども少なく丈夫で耐久性に優れ、

 

また通気性・吸湿性が高く、日本の気候や風土にとても適しています。

 

革といえば、雨などの水濡れ厳禁のイメージがありますが、鹿革は水にも強く、唯一洗濯可能な革です!

 

もちろん洗濯機はNGですよ。笑

 

種類にもよりますが、ビショビショに濡れてしまっても、乾く際に油分が抜けず、

 

柔らかい性質を保ったまま、ほぼ元通りに復活してくれます!

 

鞄や手袋などの製品に使われているのはもちろんですが、

 

眼鏡や貴金属を磨いたり、車の車体磨きにも使えます!

 

こんなに優秀な革があまり世間に浸透していないのはとても残念ですね>_<

 

端革も無駄なく使えてしまうエコレザーです(^^)

 

とても興味深い革なので、もっと身近に感じていけたらいいなと思います\(^O^)/

 

 

鹿に会いに、ぜひ塔ノ岳にも登ってみてください。笑

 

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2016/05/20 | TOPICS

コニーの職員紹介②~出荷担当~

 

 

 

 

 

どうも!生産管理の和田ですo(*^▽^*)o

 

 

 

 

 

今日は弊社出荷担当であり、弊社最年長でもある谷口さんを紹介します!

 

 

 

 

 

どーーーーーん!

 

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基本的な仕事の内容はお客様への商品の出荷・準備や海外への資材等の出荷、検品等ですが

 

 

 

 

 

 

そのほかにも私たち生産管理の仕事を手伝ってくれたりと多岐にわたります。

 

 

 

 

 

 

20代から20数年東京で鞄の卸業を営んでおられたこともあり、人一倍に気が利くのでみんな本当に助かっています。

 

 

 

 

 

 

まさに縁の下の力持ちですねO(-人-)O アリガタヤ・・

 

 

 

 

 

一緒に働ける間にたくさんいいところ盗んでいきたいと思っています(・ω・)b

2016/05/14 | TOPICS

ラボの仕事の一コマ

こんにちは ラボの宮嶌です。

 

 

今日から仕事の方もまだ連休中の方もいると思いますが、

 

私たちは今日から仕事です。

 

 

GWはいかがだったでしょうか?

 

 

私は何日かラボへ行き、

 

 

型紙やサンプルを作ったりしました。

 

 

量産がメインなのでサンプルを作る機会はほとんどありませんが、

 

 

時間を見つけて様々なものを作り

 

 

いつかサンプルを任せてもらえるように

 

 

頑張りたいと思います。

 

 

 

 

さて、ラボでは毎月何百本と鞄を作っています。

 

これはハンドルの縫製風景です。

 

 

見にくいと思いますが、内側のグレーに見える部分が専用スポンジで

 

 

革の内側に入れてあります。

 

 

手に持った時に持ちやすく、革の伸びも防止してくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

これは4つのパーツを合わせた写真なのですが、

 

 

ラボでは毎回シボ(革のシワ、模様)を合わせて縫製しています。

 

 

革によって表面のシボ加減は全く違います。

 

 

手間はかかりますが、毎回裁断物を見て

 

 

シボ加減を確認し縫製することで

 

 

1枚の革から作っているように見えて

 

 

雰囲気も綺麗です。

2016/05/06 | TOPICS

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