革について続編
皮から革になるための鞣しという工程について。
鞣しとは、皮の腐敗防止や耐久性をもたせたり、ものによっては柔軟性を維持するために行う工程になります。
鞣しという言葉は聞いたことある方が多いと思います。
あまり認知はされていませんが、革になる前の鞣しには大きく分けて2種類あります。
一つがタンニン鞣し。
こちらは全てではありませんが、使っていくにしたがって経年変化が楽しめる革になる鞣し方です。
鞣しの原材料は色々ありますが、植物性のタンニン(木の皮、幹、実から抽出したもの)をつかいます。
そうすることによって革本来の風合いを残し、使っていくほどにツヤが出てきたり、
色がかわってきたりと変化が出てきやすい革が多いです。
例としては、LOUIS VITTONのモノグラムのバッグに付属として使われている白っぽいベージュの革がそれにあてはまります。
最初は白っぽい色ですが、時間が経つにつれどんどん色が濃くなっていきます。
話しは逸れますがヴィトンと言えば、ちょうど今東京で展示会を開催しているので見に行ってきたいと思います。
日々勉強ですね。
見に行ったら報告したいと思います。
革編次回につづく
ARCS 野勢
2016/04/28 | TOPICS
こんにちは!
CONY ARCSの細川です(^^)
4月、新生活の季節。
私がコニーに入社して早くも2年以上が経ちまして、
入社したての頃のことを思いふけってみたりしたので、
この2年で学び、身についたことを今日はお話したいと思います。
現在の私の仕事内容は鞄の量産。
以前勤めていた会社は革小物の工房で、主にヌメ革を使った手縫いのお財布などの生産をしていました。
自社製品だったため、どちらかと言えば生産スピードよりもクオリティ優先。
チームでというよりかは1〜10まで一人で黙々と作業という感じでした。
ですが、コニーに転職して仕事内容は180度変わりました!
初めて職場に来た時に、ミシンのスピードの速さや、スムーズな流れ作業にとても驚き、戸惑ったのを思い出しますっっ>_<
一日でも早くみんなのスピードに追いつこうと、自分の心の中で勝手に競争したりと必死でした。
実はそれは今でもモチベーションを上げるためにやっていたりします。笑
勝負事は燃えますからね!!笑
また一番身についたと思うのが、ミシン。
以前は針の交換をしたり、簡単に掃除をする程度で、設定に関しては全くと言って良い程無知だったため、一からのスタートでした。
押さえの高さを調整したり、左右のバランスを調整したりなど、一から教えてもらい、
日々ミシン仕事をしていくうちに、自然とスピードもつき、自分に自信もついてきました。
でも、サンプル生産の鞄を見たりする中で、
どんな芯材を使っているんだろうとか、
どういう手順で組み上げていっているのかとか、
まだまだ鞄作りに対して、分からないことだらけで疑問も次々と出てきます。
だからこそ!
鞄作りはやりがいがあり、終わりがなく、楽しいと改めて思います!
常に好奇心、探究心、向上心を持って、良い物を作っていけるよう頑張っていきます!
初心忘るべからず!!!!!
2016/04/22 | TOPICS
どうも!生産管理の和田です(*´∇`*)
今日は前回の投稿で予告していました通り弊社従業員を紹介したいと思います!
第一弾は本社サンプル担当の武林さんです
どーーーーーーーん!!!
サンプル職人歴は30年以上、弊社に在籍して14年目の最古参です。
バッグの知識、縫製のアドバイス等いろいろ相談したりしますし
カメラが趣味なのでカメラバッグにはたくさんの知識があり、アドバイスをもらってお客様に仕様を提案したり等
私自身はかなり頼りにしています。
生地物の縫製が得意なので写真の時には私が依頼しているナイロン3WAYのビジネスバッグの型紙製作中でした。
また、サンプルだけでなく修理や少ない量産なんかも対応してもらったりもしています。
第二弾は弊社最年長の谷口さんを紹介したいと思います(*゚▽゚)ノ
2016/04/13 | TOPICS
こんにちは、ラボの宮嶌です。
やっと桜が咲いたー!!!!!!!
と思っていたら
昨日の暴風で。。。。。。( ̄Д ̄;) ガーン
でも本社では、桜が見ごろな時にみんなでお花見をしてきました。\(^▽^\)(/^▽^)/
あまり全員がそろってご飯を食べることがないので、普段とは違う雰囲気で楽しかったです。
4月1日からラボにも新しいメンバーが増えました!!!!!
私の入社時には社員が2人だったラボ(^▽^;)
今は社員が6人!パートさんも増えて
経験者や未経験者
豊岡外からもメンバーが集まってここまで多くなりました!
約1週間新しいメンバーで仕事をし
生産の流れもでき 効率が良くなりました!
これから新しいことも始まり
ラボのメンバーがどう成長していくのか楽しみです。
2016/04/08 | TOPICS
前回、おおまかな仕事の内容をお伝えしましたが
今回はバッグ作りにデザインと同じくらい重要な素材(革)選びについてお話したいと思います。
皮の原産国としてはヨーロッパはじめ、北米、南米、アジアなど世界中になります。
世界を見渡すと小さい日本では革の元になる原皮(革になる前のもの)を輸入することが多くあります。
2年前の急激な円安により原皮の価格高騰、同じ時期より世界的なオーガニックブームにより
牛肉を食べる人が少なくなっている事も原因になり原皮の減少している状況です。
数が少なくなってきているので原皮の状態が良くないのも多くなってきています。
革のバッグを作る際に生地と違い個体差(大きさ、キズ、繊維の緩み、色ムラ等)がかなりあるため
お客様、革屋さんとサンプルを作る段階でお互い納得する物を作り上げるため
意見をぶつけあい何回も何回も打ち合わせを重ねます。
革のバッグは一筋縄ではいかない分、お客様が満足いくもの、完成度の高いものを作れたときは自身の
成長を感じれます。
革についての詳しい話はまた次回
今日はこのへんで。
CONY ARCS 野勢
2016/04/01 | TOPICS