どうも橋本です。
先月に引き続き、オンでもオフでも勉強する日々を続けられております。
学生の時は、テストや成績、受験という強迫観念からの勉強で面白くないイメージを持っていましたが、
大人になってからは、知りたいことを突き詰めることができて本当に面白いですね。
今月も生産管理にフォーカスした役立つ知識をここで共有させてください。
最近面白いと思った知識が、
クルト・レヴィン氏という心理学者の考えをベースにした、あることに対するセオリーです。
まず、四角い氷を思い浮かべて下さい。その氷を綺麗な丸い形に変えたい時、あなたならどうしますか?
アイスピックを使うような力ワザでは、歪んだ形になったり、欠けたり、もしかしたら割れてしまうかもしれません。
何が言いたいのかと言うと、これは人の気持ち、感情を氷に例えた話です。
前述を言い換えると、物事の進行を既存の状態から変えたい。という時、変えたい側の一方的な意見では上手く変えるのが難しいということです。
それこそ「力ワザでは、歪んだ形になったり、欠けたり、もしかしたら割れてしまうかもしれません。」
そういうシチュエーションに対してこのセオリーでは、「アンフリーズ、チェンジ、リフリーズ」という3ステップの手順を踏むことを勧めています。
カタカナばかりで読みにくくてすいません、、、日本語では「解凍、変化、再凍結」という意味で、
四角い氷はいったん溶かして、丸い容器に入れて、再び凍らせる。こうすると、四角い氷を綺麗な丸い氷にできるということです。
ステップを実際の流れに置き換えると、
・既存の課題を意識している状態から始まり、
①「アンフリーズ」でお互いの現状を理解し合い、
②「チェンジ」でそれを踏まえて進路を再設定し、
③「リフリーズ」で定着させる。
このようになるかと思います。
これを知った時、凄い上手い例えだと思いました。
なぜなら私もこういったシチュエーションで苦労することがあるからです。
弊社の生産管理はサプライチェーンという、物づくりの工程に幅広く携わるポジションですので、取引先さんへの依頼をさせていただくことがとても多いです。
そこで滞りなく進めるためには柔軟な変化が必要なのですが、なかなか上手く進めることができない時があります。
その上手くいかなかった原因を私は「チェンジ内容のせい」だとばかり思っていたのですが、思い返すと「アンフリーズができていない」すなわち依頼相手への共感や理解、目線合わせが不十分だったのではないかと、今になって気づくことができました。
このセオリーは生産管理だけでなく様々な場面で役に立つことだと思うので、
上手くいかない時はいきなりチェンジではなく、ステップを思い出して着実に進んでいきたいです。
ではまた来月に。
橋本
2018/02/24 | TOPICS
こんにちは。CREEZAN 福西です。
年明けからAoneに部署が引越し、新たな環境になりました。
隣の部屋では、熊田さんの裁断と2本針のミシンの音がします。
2階からは、量産のダダダダーという勢いの良いミシンの音がします。
今までは自分達の音しかしなかったのが、いろんな人達の作業音を聞いて、
私もがんばらなければと思います。
そして、本日のメイン!ポストミシン!
ポストミシンはAoneにしかなく、ふれる機会がありませんでした。
今回初めて使いました。写真がポストミシンです。
立体的なものをつぶさずに縫製でき、平ミシンや腕ミシンでは縫製しにくい部分でも縫製する事が出来ます。
どのような押さえで縫製するか考えていると、アドバイスをいただきました。
写真を見ると中押え(右端)が接地していない事がわかります。
この設定でも縫製は出来るのですが、んー…今ひとつ…。
そこで登場するのが、こちらです!
これをドライバーで取り付けます。すると…、接地面ができました!
縫製してみると、抜群に良い。
接地面が小さいなら足せば良い!この発想はありませんでした…。
まだまだ知らない事ばかりです。日々勉強!がんばります。
2018/02/16 | TOPICS
こんにちは!
東京CONY ARCSの細川です。
豊岡も大雪で大変だったみたいですが、
東京も雪に慣れていない分、交通機関は大混乱でした。
3年前くらいの大雪では家に帰れず電車の中で一晩過ごしたり、
去年のちょうど今頃、豊岡に出張に行った時は東京に帰るのに10時間かかったりと、
あまり雪にはいい思い出がありません。笑
早く暖かくなってほしいです!!
さて、今日は久しぶりに道具のメンテナンスをしようと思い、
毎日使っている小バサミを研ぎました!
私の使っている小バサミは刃の部分がネジ式になっているため、
刃を外して、包丁を研ぐのと同じ要領で研ぐことができます。
まず、刃の表面を研いで、
包丁と同じように裏刃も研ぎます。
お安い小バサミですが、研いであげると抜群に切れ味が良くなるので、
充分長く使えるんです!
研いだ後に試しに糸をカットしてみましたが、
気持ちいいくらいにスパスパ切れました。
この状態を常にキープしないといけないですね。
愛着のある道具たち、大切にしたいと思います☺
2018/02/09 | TOPICS
どうも!ラボの黒川です。
寒いですね….みなさんがお住まいの場所はどれぐらい寒いのでしょうか?
こちらは大雪によって路面がガタガタになったり、寒さで車のドアが開かないほど凍てついております……。
先日やっと雪が溶けかけてきたかと思ったにもかかわらず来週からまた寒波が訪れるそうです。困ったものです。
そんな寒さに屈しないよう、今回は熱い話題を提供したいと思います!
それは、製造部署で使わない日はないと言っていいほど頻繁に使用されています。
ライターです!!
縫製した後の糸を焼いて処理するために何度も使用されるライターですが、私の所属する製造部では少々工夫した使い方が求められるのです….!
現在とあるブランドの鞄を生産していますがとてもデリケートな素材を使用しているため、火の調節に気を配っています。
たとえば縫製後の糸であれば強火でさっとあぶり処理します。
しかし糸の近くにデリケートな素材が近いと素材ごと焼いてしまう可能性があります。
そういった場合は火加減を中火ほどに調節して瞬間的に焼きます。
一方、鞄の生産で縁を巻くために利用されるグログランテープを処理する際は火を強めにします。
弱い火を当てただけではテープ同士がくっつかず、すぐに剥がれてしまいます。
なのでこういった場合は強い火力で断面をさっと焼いて処理を行います。
その他にも小さな子供が火をつけられないようにライターの点火スイッチの中にはバネによる安全装置が入っていますが、生産時には火の処理によるスピードが落ちるため必要のない機能があります。
そのため、新品のライターを使用する前に目打ちなどで中のバネを取り外してから使う場合もあります。
細かなことですが、こうした小さなポイントも意識して作業を行うことによって最終的な仕上がりも変わってくるので、疎かにせずに気を配っていきたいです!!
2018/02/03 | TOPICS