使い道と万能性
12月に入り一気に気温が下がってきました。室内にいても床冷えするような寒さです。
どうもAoneの黒川です。
今回は普段使っている道具の中でも特に使用頻度が多い道具について説明します。
生産中に主に使用する物と言えば糸をカットする小はさみ、生地やテープをカットするはさみ、糸等を焼いて処理するライターなど状況に応じて道具を使い分けています。
その中でも1つの道具で様々な使い道が出来る便利な道具があります。目打ちです。
根元から先端にかけて鉄で出来ており、その先端は鋭く尖っています。
なじみのない単語かと思われますが一般の裁縫道具でも使われており、主に糸をほどいたりする役割を果たしています。
鞄産業ではこの他にもこれだけの使い道があります。一部を紹介します。
・縫製の目調子が悪い糸を生地の中に押し込む、整える
・縫製の際に手では押さえきれない箇所をピンポイントで押さえる
・糸が残り少ないボビンに通して素早く糸を巻き取る
・型紙を生地に重ねて貫通させ、印を一度に何枚もつける
といったように、まだまだ私の知らない使い道もあるのではないかというぐらいに万能な道具です。
「あれ、こんな使い方もできるな……….!」と発見出来た時はちょっと得した気分にもなれますね。
基本的には与えられた役割だけの機能が備わっている道具の数々。
創意工夫次第で違った価値を見つけられると、その道具への愛着もさらに高まるのではないかと思われます。
ではまた次回に。
2018/12/09| TOPICS