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古(いにしえ)よりつづく鞄のまち

こんにちは

生産部Laboratory谷渕です。今年一月から入社しました最年長の新人です!弊社では新人ですが、若い頃十数年鞄のメーカーにいたことがあり、物づくりの厳しさと難しさ、そして楽しさをあらためて日々実感しています。

 

鞄のまちとして有名な豊岡ですが、古くは奈良時代正倉院に献上品として「柳筥(やないばこ)」という名前で柳行李が用いられていました。そして柳行李は、豊岡藩の取扱品として江戸時代にはとても生産が盛んになりました。大正時代に入ると、その柳行李に取手をつけてトランク型にしたのも豊岡の職人さんでした。その後、さまざまな素材・ミシンによる縫製に挑戦し、現在に至ります。

 

全国的にどの業種も職人さんや後継者が減り、消えていく産業がたくさんあります。でも豊岡ではまちをあげて職人さんの養成に取り組んでいます。市内各所に縫製や鞄づくりのスクールがあり、そこを卒業した生徒さんは市内の鞄メーカーで経験を積み、立派な職人さんになっていきます。

 

もちろん弊社にも若い職人さんがたくさんいます。若いからと侮れません。デザイン、裁断、縫製、仕上げ、見積、道具やミシンの修理まで!彼らは何でもできるプロフェッショナルです。自分の子とかわらない年齢の若い職人さんが、純粋にストイックに鞄づくりに向かっている姿はとても格好いいです。豊岡の未来のため、日本の未来のため、この若い職人さんたちをずっとずっと応援していきたいと思っています。


バス停の画像


 

2020/04/10| TOPICS

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