バッグメーカーの仕事②
前回、おおまかな仕事の内容をお伝えしましたが
今回はバッグ作りにデザインと同じくらい重要な素材(革)選びについてお話したいと思います。
皮の原産国としてはヨーロッパはじめ、北米、南米、アジアなど世界中になります。
世界を見渡すと小さい日本では革の元になる原皮(革になる前のもの)を輸入することが多くあります。
2年前の急激な円安により原皮の価格高騰、同じ時期より世界的なオーガニックブームにより
牛肉を食べる人が少なくなっている事も原因になり原皮の減少している状況です。
数が少なくなってきているので原皮の状態が良くないのも多くなってきています。
革のバッグを作る際に生地と違い個体差(大きさ、キズ、繊維の緩み、色ムラ等)がかなりあるため
お客様、革屋さんとサンプルを作る段階でお互い納得する物を作り上げるため
意見をぶつけあい何回も何回も打ち合わせを重ねます。
革のバッグは一筋縄ではいかない分、お客様が満足いくもの、完成度の高いものを作れたときは自身の
成長を感じれます。
革についての詳しい話はまた次回
今日はこのへんで。
CONY ARCS 野勢
2016/04/01| TOPICS