切り心地と耐久性
日中だんだん涼しくなって過ごしやすくなってきましたね。
私はこの少し肌寒くなってきた季節が最も好きかもしれません!
どうも本社生産の黒川です。
今日は普段からよく使っているビニール板についてお話します!
普段の生産でカッターや革包丁を使用する際、必ず敷いておくのがこのビニール板です。
半透明になっており、厚さも6mmと一般の物よりも分厚くなっています。
このビニール板を使い始めの頃はちょっと使いづらい…..という印象がありました。
一般のカッターマットのように方眼のガイドがついていないため、長さを測りながらのカットに時間がかかってしまったり…
重さがあるので持ち運びに不便な所や、一般のカッターマットより高価な値段というコスト面の問題もあります。
しかし何度も頻繁に使っていくことにより、その違いが分かってきました。
まずは刃の切り心地です。
ビニール板を敷いて裁断すると刃が食い込んで滑りにくくなります。
カッターなどの薄い刃の道具を使用していた際はどちらのマットもそれほど違いは変わりませんでしたが、革包丁などの刃が太い道具を使うとその違いが歴然です。
カッターマットだと刃が奥まで入らず、厚みのある革などは何度も切り込まないと裁断出来ませんでした。
それに厚みが無い分、下手をするとマットごと裁断してしまう…….なんてこともありえます。
そしてもう一つの利点は耐久性です。
カッターマットで裁断していくと刃による跡が少しずつ残ります。
最初は影響がなくともだんだん使用していくうちに溝のようになってしまい、裁断のがたつきにつながってしまいます。
ビニール板も傷跡は残りますが柔軟性があるおかげで切った後に断面があまり残りません。
この素材の特徴により繰り返し使う事ができるので、長く使用するメリットがあります。
同じ裁断用マットでも、より専門的な使い方に特化することで生産性や安全性の向上を高めることができるのだと実感しました。
これからそういった部分にも目を向けながら道具を使っていきたいですね!
ではまた次回に!
2018/09/22| TOPICS