安全装置と火の加減
どうも!ラボの黒川です。
寒いですね….みなさんがお住まいの場所はどれぐらい寒いのでしょうか?
こちらは大雪によって路面がガタガタになったり、寒さで車のドアが開かないほど凍てついております……。
先日やっと雪が溶けかけてきたかと思ったにもかかわらず来週からまた寒波が訪れるそうです。困ったものです。
そんな寒さに屈しないよう、今回は熱い話題を提供したいと思います!
それは、製造部署で使わない日はないと言っていいほど頻繁に使用されています。
ライターです!!
縫製した後の糸を焼いて処理するために何度も使用されるライターですが、私の所属する製造部では少々工夫した使い方が求められるのです….!
現在とあるブランドの鞄を生産していますがとてもデリケートな素材を使用しているため、火の調節に気を配っています。
たとえば縫製後の糸であれば強火でさっとあぶり処理します。
しかし糸の近くにデリケートな素材が近いと素材ごと焼いてしまう可能性があります。
そういった場合は火加減を中火ほどに調節して瞬間的に焼きます。
一方、鞄の生産で縁を巻くために利用されるグログランテープを処理する際は火を強めにします。
弱い火を当てただけではテープ同士がくっつかず、すぐに剥がれてしまいます。
なのでこういった場合は強い火力で断面をさっと焼いて処理を行います。
その他にも小さな子供が火をつけられないようにライターの点火スイッチの中にはバネによる安全装置が入っていますが、生産時には火の処理によるスピードが落ちるため必要のない機能があります。
そのため、新品のライターを使用する前に目打ちなどで中のバネを取り外してから使う場合もあります。
細かなことですが、こうした小さなポイントも意識して作業を行うことによって最終的な仕上がりも変わってくるので、疎かにせずに気を配っていきたいです!!
2018/02/03| TOPICS