バッグメーカーの仕事④
前回のタンニンなめしのことについて書きましたが、今回はクロム鞣しについて書きたいと思います。
クロムで鞣された革は世界中で作られている革の8〜9割と言われています。
タンニンなめしに比べれは早く鞣されて、きれいな色出しが出来て、薄い革でも耐久性が優れているのが特徴です。
全部ではありませんが、使用していくうちにタンニンなめしのアジとはまた違いツヤ感がでてきます。
代表的なものといえば、エルメスのバッグに使われているシュリンクレザーがそうです。
実際の革をつかってバッグを作ったことがありますが、初めて手にとった時は独特のもっちり感があり、
なんとも言えない品を感じたことを覚えています。
いろんな素材と出会い、触って、作って、日々勉強です。
ARCS 野勢
2016/05/26| TOPICS